この記事にはアフィリエイト広告を含みます。仕様・販売情報の確認日:2026年11月6日。メーカー公表値を基にした比較です。
「加湿器の掃除が、もう少しラクになったらいいのに」。そう思ってカドーの新型を調べると、STEM 300Hと700iHの2台が気になりますよね。どちらも自動で水槽を加熱する機能付き。それなのに、参考価格には4万円以上の差があります。
先に選び方をお伝えすると、小さな部屋で使うなら300H、広めの一室を加湿したいなら700iHです。掃除をラクにする機能は両方にあるので、それだけを理由に高いほうを選ぶ必要はありません。
この記事では、価格差の理由に加えて、「何畳まで使える?」「本当に洗わなくていい?」という購入前の疑問を整理します。
11月6日現在、販売店では予約を受け付けています。すぐに届く商品ではないため、乾燥対策を急ぎたい方は発送予定日も見ておいてください。比較するのは、型名の末尾に「H」が付く新型です。
価格差は41,800円。高い700iHは何が違う?
300Hは27,500円、700iHは69,300円。差額の41,800円は、気軽に足せる金額ではありません。だからこそ、掃除の機能以外に何が違うのかを見ておきたいところです。
大きな違いは、加湿できる部屋の広さと、スマホから操作できるかどうか。700iHは広い部屋に対応し、外出先からの操作もできます。一方、寝室などの小さな一室で、本体のボタンを押して使えれば十分なら、300Hで予算を抑える選び方ができます。
STEM 300H
木造5畳/プレハブ洋室8畳
高さ27.5cm・タンク約2.5L
27,500円(税込)Joshin楽天市場店・送料無料
STEM 700iH
木造12畳/プレハブ洋室19畳
高さ86.9cm・タンク約2.2L
69,300円(税込)Joshin楽天市場店・送料無料
参考価格は2026年11月6日に確認したJoshin楽天市場店のホワイトモデルの税込価格です。送料は無料。ポイントや個別クーポンは差し引いていません。価格・発送予定は注文時にご確認ください。
| 比較項目 | STEM 300H | STEM 700iH |
|---|---|---|
| 型名 | HM-C300H | HM-C700iH |
| 木造和室の目安 | 5畳 | 12畳 |
| プレハブ洋室の目安 | 8畳 | 19畳 |
| 強運転の加湿量 | 200mL/h | 400mL/h |
| 急速運転の加湿量 | 300mL/h・30分間 | 700mL/h・30分間 |
| タンク容量 | 約2.5L | 約2.2L |
| 本体寸法 | 直径194×高さ275mm | 直径270×高さ869mm |
| 質量 | 約2.2kg | 約4.0kg |
| スマホ連携 | 本体で操作 | リモート操作対応 |
| オートクリーン | 両機種に搭載。使用環境によって清掃は必要 | |
適用床面積は急速運転時のメーカー目安。強運転中も加熱処理のタイミングでは加湿量が下がります。常に表の加湿量が続くわけではありません。
8畳の部屋なら300Hで大丈夫?「木造」と「洋室」で違います
300Hの販売ページにある「8畳まで」を見て、自分の部屋にちょうどよさそうだと思った方もいるかもしれません。ただ、この8畳はプレハブ洋室の場合。木造和室では5畳までが目安です。木造の8畳間で使うなら、300Hでは目安を超えてしまいます。
300H:5畳まで
700iH:12畳まで
300H:8畳まで
700iH:19畳まで
もう一つ、数字の見方で気をつけたいのが運転モードです。最大加湿量は、どちらも30分間の「急速運転」の値。700iHなら急速運転で700mL/h、強運転では400mL/hです。寝ている間ずっと最大能力で動く、という意味ではありません。
急速:30分間
300H=300mL/h
700iH=700mL/h
強運転の仕様も見る
300H=200mL/h
700iH=400mL/h
たとえば寝室だけで使うのか、ドアを開けて隣の部屋まで加湿したいのかでも、必要な能力は変わります。まずは「一番長く使う部屋」を決めると選びやすくなります。換気が多い場所や、対応する広さの上限に近い部屋なら、余裕のある機種を検討したいですね。
「1シーズンお手入れ不要」なら、掃除はしなくていい?
毎日の加湿器の手入れが負担なら、ここは気になりますよね。2台とも、水槽の水を定期的に加熱して清潔に保つ「オートクリーン」機能を備えています。
ただし、買ったら何もせずに使い続けられる、というわけではありません。メーカーの「1シーズンお手入れ不要」は、決められた条件で行った試験に基づく説明です。
| メーカーが示す条件 | 購入時の受け止め方 |
|---|---|
| 90日間の自社試験 | どの家庭でも90日間無清掃を保証するものではない |
| 平日1日8時間・弱運転に、1日2回の加熱運転 | 使う時間や水の状態が違えば同じ結果になるとは限らない |
| 汚れ・ぬめりが付く場合は手入れが必要 | 給水時などに状態を見る習慣は残す |
普段は給水するときに水槽の様子を見て、汚れやぬめりがあれば取扱説明書に沿って洗う。掃除の負担を減らしつつ、状態を見る習慣は残す、という使い方になります。水の補充や、カートリッジの交換も必要です。
この点は、300Hでも700iHでも共通です。「手入れがラクなカドーが欲しい」という理由なら、まず300Hで部屋の広さに足りるかを見てみてください。
小さな300Hのほうが、水はたくさん入る
写真でも分かるように、2台は形がかなり違います。300Hは高さ27.5cm。700iHは約87cmある縦長のタイプです。棚や台の上に置きたいのか、床に置きたいのかを考えると、部屋に合うほうが見えてきます。
本体が収まるだけでなく、ミストが家具や壁に直接当たらないことも大切です。周囲に空けるスペースは取扱説明書で確かめてください。
直径19.4cm
高さ27.5cm
狭い場所でも本体は収まりやすい
直径27.0cm
高さ86.9cm
通路や家具の開閉を含めて確認
意外なのは、水が入る量です。300Hは約2.5L、700iHは約2.2Lで、見た目の小さい300Hのほうが多く入ります。700iHは加湿する量も多いので、「大きな機種なら給水の回数も少なくなる」と考えて選ぶと、期待と違うかもしれません。
700iHはスマホから空気の状態を見たり、操作したりできるのも特徴です。外出先からも操作したい方には便利ですが、いつも本体のそばで使うなら、それほど必要に感じないこともあるでしょう。見た目に加えて、水を運ぶ場所や普段の操作まで思い浮かべて選ぶと、使い始めてから困りにくくなります。
電気代は安い?加湿中のW数だけでは比べられません
毎日使うものなので、本体価格だけでなく電気代も気になります。ここで見落としやすいのが、水槽を加熱するときの電力です。加湿している時間に加えて、オートクリーンが動く分も電気を使います。仕様表の小さなW数一つだけで、一日の電気代を計算することはできません。
メーカーが紹介している「電気代1/7」という表現も、この2台同士の比較ではありません。一定の使用条件で、一般的な加熱式加湿器と比べたものです。700iHを選べば300Hより電気代が大幅に安くなる、とは読み取れません。
そのため、今回の41,800円の差を「あとで電気代で取り戻せるはず」と考えるのはおすすめしません。まずは部屋に必要な加湿能力で選び、スマホ操作も使うかどうかで絞り込むほうが、納得して買いやすいと思います。
予約前に確認したい3つのこと
- 型名の末尾を確認
比較対象はHM-C300H/HM-C700iH。STEM 300やSTEM 700iなど、Hが付かない商品と混同しないようにします。検索結果には旧型も出てきます。
- 到着日と総額を確認
11月13日は一般発売予定日で、必ずその日に届くという約束ではありません。送料、色、発送予定、予約商品のキャンセル条件を確認してから注文します。
- 交換品まで見て予算を決める
付属カートリッジは300HがCT-C300H、700iHがCT-C700Hです。交換品は機種で異なります。購入先で対応品・交換目安・価格を確認し、旧型用を型名だけの思い込みで買わないようにしましょう。
水を沸かすスチーム式と迷っている場合は、象印EE-TC60とEE-DG50の比較も参考になります。「水を沸かすタイプも気になる」という方は、カドーに決める前に見比べてみてください。
迷ったら、使う部屋を一つ決めて選ぼう
小さな個室が中心。スマホ操作は不要で、オートクリーンをできるだけ予算を抑えて取り入れたい。
より広い一室で使いたい。設置スペースを確保でき、加湿能力とスマホ連携を重視している。
寝室や書斎などの小さな一室で使うなら、300Hで広さが足りるかを確認するところから。木造なら5畳、プレハブ洋室なら8畳がメーカーの目安です。それより広い部屋で使いたい場合は、700iHを検討する理由があります。
掃除をラクにしたいから高いほう、ではなく、自分の部屋に合うほうを選ぶ。両方にオートクリーンがあると分かれば、価格差にも落ち着いて向き合えます。置き場所が決まったら、希望の色と発送予定日を確かめて選んでください。
出典:カドーの一般発売発表(2026年11月2日)、カドー公式・オートクリーン加湿器の仕様と試験条件。アイキャッチの商品写真はカドーの同発表資料より。


